概要
本機能では、オーナーまたは管理者は、アカウント内のユーザーが他のアカウントが開催するミーティング(=外部ミーティング)に対して機能を制限することができます。具体的には、ファイルの転送、画面の共有、ミーティング中のチャットの使用/閲覧、画面共有中の注釈の追加、ホワイトボードの共有、ミーティングの録音、クローズドキャプションの表示/入力などの制限を行うことができます。
今までは、オーナーまたは管理者は、外部ミーティングに対しては制限をかけることができず、アカウント内のユーザーが開催するミーティング(内部ミーティング)に対してのみ、利用できる機能を制限することができました。
本機能を有効にすると、ユーザーがどのデバイスでZoomにサインインし、ミーティングへ参加・開催しても適用されます。
前提条件
- Pro、Business、Education、またはEnterpriseアカウント
- アカウントオーナーまたは管理者権限
- 設定はZoomサポートによって有効にする必要があります
- Zoomデスクトップクライアント
- Windowsの場合:5.8.3以上
- MacOSの:5.8.3以上
- Linuxの場合:5.8.3以上
- Zoomモバイルアプリ
- アンドロイド:5.8.3以上
- IOS:5.8.3以上
- VDIクライアント:5.8.3以上
- Zoomウェブクライアント
設定方法
- 以下のいずれかをクリックします。
■アカウント設定
アカウントのオーナーまたは管理者がアカウント全体の設定を変更する場合は、「「アカウント管理」>「アカウント設定」 の順にクリックします。
■グループ設定
アカウントのオーナーまたは管理者がユーザーグループの設定を変更する場合は、「管理者」>「ユーザー管理」>「グループ管理」の順にクリックします。
設定を有効にしたいグループの[表示]ボタンをクリックします。 - 画面を下にスクロールすると、[ミーティングにて(詳細)]という項目の中に、[ユーザーがミーティングまたはウェビナーに参加するときに、選択されている機能をユーザーが使用するのを制限します]という箇所がございます。
- 「Select Features to Restrict」をクリックします。
- 「Select features to restrict」という画面が表示されます。
設定項目 説明 チャット ユーザーがミーティング中にチャットを使用することを制限します。 ミーティング投票 ミーティング投票への参加を制限します。 ウェビナー投票 ウェビナー投票への参加を制限します。 ウェビナーアンケート ウェビナーの終了時に行われるアンケートへの参加を制限します。 ファイル転送 ミーティング中にファイルを転送することを制限します。 画面共有 ミーティング中の画面共有の使用を制限します。 注釈 画面共有中にユーザーが注釈を付けることを制限します。 ホワイトボード(クラシック) ミーティング中にホワイトボードを共有することを制限します。 遠隔操作 ミーティングに参加する際に、リモートコントロール機能を使用することを制限します。 ウェビナーにおける Q&A ウェビナー中の Q&A への参加を制限します。 リモートサポート ミーティング中のリモートサポートの使用を制限します。 ローカル記録 ミーティング中にローカル記録を開始することを制限します。 字幕機能 ミーティング中に字幕を開始する機能を無効にします。
エンドツーエンド暗号化されたミーティングに参加する エンドツーエンド暗号化されたミーティングに参加することを制限します。
- 制限する機能にチェックを付けます。
- 「Restrict use of this feature in」項目で、機能の制限を適用するミーティングを選択します。
項目名 説明 すべてのミーティング ユーザーが内部または外部のミーティングに参加したときに、機能を無効にします。
外部ミーティングのみ ユーザーが外部ミーティングに参加するときに機能を無効にします。
注意:内部ミーティングの設定は引き続き適用されます。 - アカウントもしくはグループ内のすべてのユーザーにこの設定を強制させたい場合は、「Locked」項目の鍵型アイコンをクリックし、機能をロックします。
- 「保存」をクリックします。
参考
Zoomヘルプセンター「Restrict in-meeting features for users joining meetings」:
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/4412475160973
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